こんにちは。
ハンドツール工具専門家やーまんです。
今日は、スパナ(オープンエンドレンチ)について書いてみたいと思います。
便宜上、オープンエンドレンチと書かずスパナと書きます。
さて、整備の現場では強いトルクで締まっているボルトやナットを緩めたり締めたりする事がとても多いんです。ということを前提とします。
ほんとに固いボルトナットはヤバいです。折れることも覚悟しながら(逆ねじか?なんて思いながら)外すものもあるんです。
その時に2点しか接触していないスパナを使うよりも6点で接触しているめがねレンチを使う方がトルクもかけれますし、ボルトナットを痛める危険性も少ないんです。
そして何よりも無理な力をかけなくてもいいので、滑って工具が外れて、怪我をするリスクも下げる事が出来ます。怪我をするとほんと悲惨ですから。
では、すべての作業をめがねレンチですればいいのでは?という声も聞こえてきそうですが、スパナがなければ困る場面も、あるのです。
めがねレンチはボルトナットを捉える角度が決まっています(30度に1箇所)
スパナは工具さえ動く隙間があれば角度に関係なくボルト、ナットを捉えることが出来ます。
多きな力はかけられませんが、無くては困るスーパーサブみたいなものですね。
先ほど、スパナでは大きな力はかけられないと書きましたがスナップオン社のフランクドライブのようにボルト、ナットと接触する点をより多くの面で捉えられるようにした工具では、従来のスパナよりも大きなトルクで使用する事が出来ます。
これが便利で、作業効率が格段にUPします!僕が言うのも何ですが、かなり重宝してました。
本来、外さないといけないものを外さずに隙間から緩めることができたり、スパナどからこそ出来る事もあるのです。
ちなみに、KTCのスパナでは厚みがあり、力がかけれないのに、スナップオンのフランクドライブなら、緩める事ができるもの(RBのテンショナーだったかな?)も実際ありました。
用途、効率を考えて工具を選ぶ必要があるよというお話でした。
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