メガネレンチ(ボックスエンド)について考える

ついに来ました。めがねの回です。

ハンドツール工具専門家やーまんです。

スナップオンのメガネセット

さて、メガネと聞いてどのような工具を想像しますか?

恐らく両端に工部のついた眼鏡のような工具を思い浮かべると思いますが、正解です。

英語では、Box end wrench(ボックスエンドレンチ)といいます。

以前のエントリーで、スパナについて書きましたが、実際によく、使われるのはスパナではなくめがねレンチです。

めがねとソケットレンチを使うことが非常に多いです。

メガネとスパナが一緒になったコンビネーションレンチという工具もありますが、コンビネーションレンチを使う場合でも、メガネ側を使ってボルト、ナットの緩め、締め付けを行うことがほとんどです。

ちなみに、個人的には工具で一番バランスがとれて、美しいと思うのは

ミジェットコンビネーションレンチ

 です。

では何故、実際の現場ではスパナをあまり使用しないのか?

スパナとめがねレンチを思い浮かべて下さい。

スパナではボルト、ナットを2点で捉えるのに対しめがねレンチは6点で捉える事が出来ます。(以前のエントリーにも書いたので、詳しくはそちらを)

しかも、メガネの形状は口部がソケットのように全周でボルト、ナットを保持出来るリング状になっている為、ボルト、ナットから外れにくく、6点でボルト、ナットに均等に荷重を掛ける事が出来るので、大きな力をかけることが出来るのです。

仮に、ボルトナットを傷めて、外れなかったら余計な時間と作業を強いられますしね。

そんな事情から、実際の現場ではスパナよりも使用頻度が高い工具となっているわけです。

本日もご覧いただきありがとうございました。

次回もよろしくお願いします。

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